中年が丸腰で禁煙してみる 14日目

やっちまった・・・

タバコを吸いたいという気持ちはまだ消えていません。

しかし、ぼやけてた視界は元に戻った様な気がします。禁断症状によるものと思われる「追い詰められている様な感じ」も日に日に小さくなってきています。
眠れない日が続いていたのですが、最近はよく眠れるようになりました。ただ、昼間に急に眠くなるのはまだ治らず、まだ少し頭がボーっとしてる様な感じがします。

だんだんと良くなってきている気はするのですが、ちょっと危ない事態も起こりました。

自覚も少しはあったのですが、禁煙すると怒りっぽくなってしまうのです。
そして、家族に対して一回派手にキレてしまいました。

普段から少し気にさわること(本当にくだらないことなので詳細は割愛させてください)があったのですが、それを目にした時にプチンッ、ていっちゃいました。なんというか我慢が効かず、理性をすり抜けて思わず怒りの言葉が出てしまった、という感じです。

タバコを吸っている時にはキレる程ではなかったので、タバコが理性を強く保ってくれていたんだな、なんて思ってしまいました。
そして、こんな考えが浮かんじゃいました。

「周りの人を傷つける位ならさっさと吸って理性を保っていた方が良いのでは・・・」

ふー、これは危なかった。
ニコチンマンが絶妙なタイミングでこっそりと背後から近づいてきて、気が付くとガッチリと捕まえられていました。
が、ここは前回の教訓に助けられました。

「吸おうと思ったら、とりあえず1日先送り」

人に迷惑をかけたというのは、タバコを吸うのに力強い後押しになるところでした。
しかし、この1日の我慢でなんとか冷静さを取り戻すことができました。

そして、改めて大事だと思ったのは、どんなことがあっても絶対に吸わないということを毎日強く意識するということです。
これを持っておかないと、めげそうになるタイミングで流れに身をまかせてしまうかもしれません。やはり、油断はせずに常に意識しておくが禁煙開始期には特に大切なことだと思いました。

 

今回のタバコをやめるべき理由

費用

これはもう皆様が意識していることだとは思いますが、タバコ代というのは馬鹿になりません。
銘柄にもよるのですが大体一箱500円位だとして、私の場合は1日1箱でしたので1月で500×30=15,000円です。1年で15,000×12=180,000円です。

これだけあれば1月でちょっと贅沢な食事1回分、1年だったら旅行の1回位は家族で楽しめます。
ニコチン依存という病気により健康を害する行為にお金を払わされるのと、自分もしくは家族の喜ぶ顔を見る為にお金を払うのとでは、天秤にかけるまでもないことですよね。

とにかく、タバコにかかる費用は結構大きな金額で、気づかずに犠牲にしているものも大きなものなのです。

たばこ税

タバコの税金は購入額のおよそ60%で、年間税収は2兆円越えという莫大な金額になります。

個人的に腹が立つのが、国として健康被害があると注意喚起する割には、大きな財源になっているという事実から、タバコを本気でやめさせようという姿勢が見られないということです。
タバコを本気でやめさせたいのならば、法律で規制したり、さっさと欧米に批准した価格にすればいいだけなのです。が、やりません。

タバコの価格は年々上昇してはいるのですが、少し上げて定着させてはまた少し上げる、というのを繰り返しています。この値上げがいつも絶妙で、喫煙者がタバコから一気に離れていかないような上げ方をするのです。「吸い続けてくれよ」という願いが見え隠れ・・・。

日本の税金は、欧米に比べて低い部分は「欧米を基準に見直す」という名目で、都合よく迅速に増税していきます。しかし、タバコの価格については中々追従していきません。いきなり値上げしたら税金収入減っちゃいますもんね。国民の健康なんて二の次。

こういうところは我が国が恥ずべきところです。道義的な思考より既得権益を守ることが最優先な政治家や官僚の多いこと多いこと。政治家や官僚には国民の幸せと健康を第一に考えてもらいたいものです。
しかし、彼らの執政に対して無関心であったり、声を上げない私達国民にも責任があります。ですので禁煙によってせめてもの意思表示をしてみたいと思います。(微力)

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