刑事さん、なんで「デカ」って呼ばれる?
映画やドラマに出てくる私服刑事さんの事を「デカ」って言いますよね。
なんか当て字っぽい感じがしたので、割と最近できた言い方なのかと思っていました。
しかし、その歴史は意外と古く、明治時代に生まれた言葉の様です。
犯罪者間で使われていた隠語で、由来は諸説ありますが、いずれも当時の刑事巡査が着ていた「かくそで(角袖)」(和服仕立ての男性用外套)から来ているものとされています。この「カクソデ」を逆にして略した事から生まれたのが「デカ」、というのが有力な様です。
また、警察官の俗称で「マッポ」というのもあります。これも由来は諸説ありますが、同じく明治時代、警察制度が出来て間もない頃は薩摩藩(現在の鹿児島県)出身の警察官が多かったことから、「薩摩」に地方出身者を蔑視する「ぽう(ぺ)」を足して「さつまっぽう」と呼ぶようになり、これが略され「まっぽう」、「マッポ」となった、というのが有力です。
おまけに、家宅捜査のことを「ガサ入れ」といいますが、これは単純に「さがす」という言葉の逆読み省略+「入れ」から来ています。
ハレルヤ!
あまり意味を理解せずに聞いていましたが、J-POPなどでもよく使われる「ハレルヤ」。
なんとなく元気になれそうな言葉ですよね。
語源はヘブライ語で、「ヤハ(ヤハウェ)」を「ハレルー(賛美せよ)」で、「主をほめたたえよ」の意味になります。
「ヤハウェ」は旧約聖書における古代イスラエルの唯一神の名で、日本語ではエホバとも表記されます。ハレルーは「賛美する」という意味の動詞「ヒッレール」の,複数人に対する命令形で、この二つの言葉を合わせて「ハレルヤ」となります。
キリスト教の聖歌、賛美歌などでよく使われています。
一般的には、奇跡とも思えるような非常にありがたい出来事があった時などに、感謝を込めて「ハレルヤ」なんて言ったりします。平たく言うと神様ありがとう!みたいな感じですかね。
日本人が使っていると違和感が有るような、無いような!?
闘牛は赤い色に興奮する?
闘牛といえばスペインが有名ですが、闘牛は赤い色に反応し興奮しているのでしょうか?
牛は2色型色覚で、赤から緑の色を黄色として認識し、その他に青を認識しています。なので、ぼんやりとした黄色と青の2色の世界に見えています。赤から緑の間にある色の区別は出来ません。
つまり、赤であろうが緑であろうが黄色であろうが、牛からみれば同じような色に見えるということになりますので、特別に赤に興奮していた訳ではありません。
しかしこの赤という色は人間を興奮させる効果は持っていて、闘牛士やそこに詰めかけている観客を興奮させるには効果がある様です。
牛が興奮している理由は、事前にストレスを十分に与えた上で入場させ、入場後は更に助手が牛を挑発しストレスを与えます。その後、闘牛士と対峙。それまでに与えられたストレスと、闘牛士が操るヒラヒラとした布の動きに反応して興奮していたのです。
ちなみに、イベントが終わるとすぐに食用として解体され、翌朝の市場に並ぶか、闘牛場近くのレストランなどで食事として出されます。