少人数ウェディングとは何か?
家族・親族などの身内や、仲の良い友人など、本当に親しい人達と過ごす、シンプルなウェディングスタイルの一つ。
「お事会ウェディング」「家族婚」などとも呼ばれ、挙式+歓談中心の食事会がベースとなる。
「大事な日だからこそ家族と過ごしたい」と思うなら、両親や家族との距離が近いので、ファミリー感のある一日が過ごせる。
また、少人数なので、多くの演出などは必要なくなり、新郎新婦も時間がとりやすい。
ゲスト一人一人と会話をしたり、写真を撮ったり、和やかな雰囲気での結婚式が挙げられる。
お互いの家族の顔合わせや、親族への結婚報告を兼ねた結婚パーティーをしたい2人には向いてる。
一般の結婚式との大きな違いは?
通常の結婚式・披露宴との大きな差や特徴は何か?
① 仕事関係の上司や同僚、多くの友人などを招待しないこと
ゲスト数が少なくなるので、大きなバンケットルームではなく、ホテルの個室などが会場になることが多い。
② 身内だけのパーティーなので、大掛かりな演出が省ける
披露宴のイメージである、大人数を想定した演出・余興はやらないことが多い。
メインバンケットでの、大掛かりな演出を予定してないので、総費用は抑えられる。
③ 準備が少なく、気が楽
招待客が少なければ、準備することは少なくなる。
大勢の人前でのパフォーマンスに緊張することもない。
④ 通常は遠くの席になってしまう家族や親戚達が近くに着席する
新郎新婦は一段高い高砂に着席せず、目線は同じ。
テーブル毎に盛り上がりの温度差が変わらなそうで、会場に一体感がでそう。
⑤ 新郎新婦のホスト感が強い
従来の結婚式では、招待客の接待は、主にお互いの両親が。進行は司会者が。
新郎新婦はチョコンと座ってれば式は進んだ。
しかし身内だけの少人数結婚式だと、新郎新婦が主催者のイメージが強くなる。
特に、両親や兄弟姉妹だけの家族婚などは、両親への感謝を表現する場と捉える事が多く、自分たちで進行役をしてパーティーを進めていくパターンが多くなる。
招待客の人数は?
招待客は一般的に30名位まで。
・親族など含める →20人以上→プチ披露宴スタイル
招待人数によって趣向を変えた方が失敗しにくい!
招待客人数ごとの主な内容は?
10名前後のケース
招待客
・お互いの兄弟姉妹・祖父母などの家族までだと10~15人位
挙式&お食事会タイプ
挙式の後、ホテルの個室の長テーブルに、新郎新婦も一緒に座り、食事と歓談を楽しむ、親しい身内だけの会食中心のスタイル。
少人数ウェディングといえばこの晩餐会のようなイメージ。
司会者を立てない。自分達で簡単な司会・進行役をして進めていくことが多い。
メリハリをつけるため、挨拶、花嫁の手紙などのお金のかからない演出はあるので、それを取り入れるだけでも、フォーマル感のある会となる。
20~30名前後のケース
招待客
・特にお世話になった上司や恩師を招待するケースもある
挙式&プチ披露宴タイプ
挙式の後、ホテルの個室や、小さめのバンケットルームで、従来のイメージ通り新郎新婦は高砂に座り、ゲストは丸テーブルのセッティングで行われるパターンが多い。
20人以上になると、歓談のみの会食スタイルでは、ダレてしまうおそれがある。
招待客の中には、飽きてしまう子供や、間がもたず苦しいと感じる人もいる。
進行役を立てたり、多少の演出を取り入れるなどプチ披露宴のようにすることが多い。
プロフィールムービーを流しとく、乾杯・挨拶などメリハリをつける、ケーキ入刀の演出だけでも取り入れてみる、など工夫した方が失敗しない。
二人だけで挙式のみ
結婚式だけ挙げたいと思ってるカップルは意外と多い。
「挙式だけプラン」のあるホテルや式場も今は増えた。
両親や家族だけなら、憧れのチャペルで挙式後、ホテルのレストランなどの個室を予約しとけばフォーマル感も充分。
少人数ウェディングを選ぶ割合は増加中!
婚姻件数も減り、結婚式・披露宴の件数も減る中で、少人数婚の割合は増加している。
2020年度は、招待客30人未満の少人数結婚式の割合は、大幅に増加した。
これは、明らかにコロナによる変化ではあるが、会社関係者や、遠くの親戚などを招いた大規模な式はこの先もなかなか難しく、家族婚などは以前ほどマイナーなスタイルではなくなってきた。
結婚式・披露宴の平均人数・総額と少人数婚(30人未満)の割合
2018年度
約66人 約383万 13.6%
2019年度
約66人 約362万 13.7%
2020年度
約43人 約292万 34.3%
【ゼクシィ結婚トレンド調査2010~2021調べ】より※コロナの影響により2020年度は大幅に減少
※コロナは2019年12月に中国で初めて報告
まとめ
少人数の食事会スタイルは、招待する方も、される方も初めての人が多く、イメージがわきにくい。従来の披露宴のように、勝手に進むイメージでいると失敗するかもしれない。
みんなとお喋りして和気あいあいと過ごせるなら、歓談中心の食事会でよいし、盛り上がるか心配な人はプチ披露宴のようなパーティーにすればよい。
少人数ウェディングは、ゲストの人数・年齢や関係性などによって、内容をかえる必要がある。